クラウディオ・ブラーボ【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティの新守護神クラウディオ・ブラーボは現地時間10日のマンチェスター・ダービーで初スタメンを飾った。しかし、新天地でのデビュー戦はチームの結果と裏腹にほろ苦いものとなってしまった。
前半終了間際の42分、ブラーボはウェイン・ルーニーのFKを処理しようと前に出る。しかし、味方と交錯してファンブルしてしまう。ユナイテッド側が当然このミスを見逃すはずがなく、ズラタン・イブラヒモビッチに得点を許してしまった。その後も試合の雰囲気に呑まれたのか、度々らしくないミスを見せていた。
DFとのコミュニケーション不足を露呈した新守護神に対し、現地メディアの評価は辛辣だった。英紙『デイリー・メール』はシティが勝利したにもかかわらず、ブラーボに全体最低タイの「4.5」と採点し、寸評でも酷評した。
「彼について流れていた評判は、あの瞬間地に堕ちた。ボールをこぼし、ユナイテッドにゴールをプレゼントした」と、優れた足元の技術と豊富な経験値、安定感のあるプレーを期待されてバルセロナから加入した守護神をこきおろしている。
ブラーボの加入によって、昨季まで正GKを務めていたジョー・ハートがトリノへ放出された。ファンから絶大な人気を誇った功労者を無情に扱ったことでジョゼップ・グアルディオラ監督に懐疑的な目線を向ける人も少なくなかったが、新守護神がこのようなミスを連発すればその傾向はさらに強まるかもしれない。
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