68歳の若さで亡くなったヨハン・クライフ氏【写真:Getty Images】
バルセロナやアヤックスで活躍し、今年の3月に亡くなった元オランダ代表のヨハン・クライフ氏を讃え、カタルーニャ州の町の道が「クライフ通り」と名付けられることになった。10日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
クライフ氏は、選手としてバルセロナでリーグ優勝に貢献。そして監督としてリーグ4連覇を達成し、チームをチャンピオンズリーグ制覇に導いた。このように同氏がバルセロナで残したこれらの強い思い出は、未だにバルセロナ一帯で忘れられてはいない。
そこでクライフ氏の功績が讃えられ、カタルーニャ州にあるバルセロナ近郊のバルフォゴナ・デ・リウコルブという数百名の住民が住む小さな町の道が「クライフ通り」と名付けられることになった。
プラークの除幕式には、フランセスク・リョベート市長やクライフ氏の家族の他に元バルセロナ会長のジョアン・ラポルタ氏も出席。同市長は、「クライフ通りと名付けたのは我々が初めてだ。このことを心から誇りに思う」と喜びを表現すると、「このアイデアを我々に与えてくれたのは、精神を我々に注入し、国やバルセロナを変えたまさにヨハン・クライフ氏である」と同氏に感謝の気持ちを述べている。
当時はバルセロナで救世主として讃えられたクライフ氏。亡くなった今でも、カタルーニャ州には同氏の記憶が根強く残っているようだ。
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