ミランのMF本田圭佑【写真:Getty Images】
ようやく今季のセリエA初デビューの兆しが見えて来ていた本田圭佑だったが、それでもやはりヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の中で序列は低いままのようだ。10日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
MFユライ・クツカとFWエムベイェ・ニアンの2名を出場停止で失い、さらにMFアンドレア・ベルトラッチとMFマティアス・フェルナンデスの負傷を受けて、モンテッラ監督はシニシャ・ミハイロビッチ前監督が採用していた4-4-2へ布陣変更するとみられていた。
しかし、同監督は1日でその考えを却下。MFアンドレア・ポーリが復帰したことでベンチにMFマリオ・パシャリッチとMFマヌエル・ロカテッリの2名のMFを座らせることができるようになったモンテッラ監督は、キャリアで僅かな回数しか採用したことがない4-4-2への変更を諦め、再び自身が愛用する4-3-3へ布陣を戻すことにしたとみられている。
それでも本田の序列が低いことには変わらないようだ。モンテッラ監督は、この2年間のミランで9回もポジション変更をした戦術的知性が高いボナヴェントゥーラをニアンの代役として左ウィングで起用し、右ウィングには2試合とも先発出場したMFスソを再び起用することになると予想されている。
中盤は、MFリッカルド・モントリーボを中心にMFホセ・ソサとポーリが左右に配置されることになるとみられており、最早本田はスソとボナヴェントゥーラに加え、さらに新加入のソサよりも序列で下回ってしまったようだ。
同僚の怪我によりチャンスが到来する可能性が浮上していた本田。しかし、モンテッラ監督の序列では低いまま変わらないようだ。
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