足首の捻挫で香川は欠場へ
RBライプツィヒ戦の遠征に香川は帯同しない。9日の午後に開かれた会見でトーマス・トゥヘル監督は、香川が「日本代表での活動により足首に捻挫を抱えている」ことを明かした。
会見の時点では、香川の帯同の可否について最終的な判断は下されていなかった。しかし、ドルトムント空港からライプツィヒに向かうドルトムントの一団の中に、香川の姿はなかった。会見後に、最終的な判断がなされたようだ。
一方でトゥヘルは、香川がトップ下を争うマリオ・ゲッツェの先発起用をほのめかしている。「マリオは明日の遠征に帯同する。先発メンバーのオプションの1つだ。最終的な決定は当日に下すことになる」
トゥヘルは、親善試合のフィンランド戦とW杯欧州予選のノルウェー戦にドイツ代表として先発したゲッツェのパフォーマンスに好感触を得た。ゲッツェの状態について、代表監督ヨハヒム・レーブと話し合ったのだという。
香川が遠征に帯同しないことで、トップ下でゲッツェが出場する可能性は高まっている。もっとも7月に合流してからフル稼働だった香川にとって、ここが休むタイミングとしては適切なのかもしれない。
代表ウィークはドイツから日本、タイ、ドイツと移動した。さらに来週にはポーランド遠征が控えている。14日にチャンピオンズリーグが始まり、ドルトムントはワルシャワに遠征してレギア・ワルシャワと対戦する。
ライバルの台頭は気が気でないかもしれないが、シーズンは長い。フィジカルとメンタルを上手くリフレッシュさせるのも、プロの仕事だ。
(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)
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