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リバプール、バロテッリをただでは渡さない。ニースへフリーで放出も条項付きか

text by 編集部 photo by Getty Images

バロテッリ
今夏にニースへ移籍したFWマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】

 リバプールは、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリをただでフランス・リーグアンのニースへ移籍させたわけではないようだ。9日付の英紙『インデペンデント』が報じている。

 リバプールは、2014年に1600万ポンド(約21億円)を支払ってミランからバロテッリを獲得。しかし、同選手は公式戦28試合に出場して4得点のみと期待を裏切り、その翌シーズンには再びミランへ期限付き移籍した。

 そして今夏に再びリバプールへ戻って来たバロテッリだが、昨季の途中からチームの指揮官に就任したユルゲン・クロップ監督によって戦力外であることを通告され、移籍市場最終日に移籍金を残さないフリートランスファーの形でニースへ移籍している。

 しかし、リバプールはただでバロテッリを放出したわけではないようだ。同クラブは、ニースへ移籍金を求めない代わりに、将来転売した場合に移籍金の30%を支払うよう契約に条項を設けたという。

 構想外の他にも、契約金が高かったことや契約期限が迫っていたことでバロテッリの移籍を望んでいたリバプール。今後の運命は全てバロテッリにかかっているが、万一同選手が本来のパフォーマンスを取り戻して再び価値を上昇させた場合には、少しは損失を補うことができるかもしれない。

【了】

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