レアルとアトレティコは補強禁止処分に上訴へ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーは、国際サッカー連盟(FIFA)によって下された補強禁止処分に納得していない。両クラブは8日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴を行う意志を表明している。
マドリッドの2クラブは未成年の国際移籍に関する規定に違反したとして、今年1月にFIFAから補強禁止の処分を下された。両クラブの異議申し立てにより今夏の移籍市場を対象とした処分は保留されていたが、FIFAは8日に異議の棄却を発表。これにより、レアルとアトレティコは2017年1月と同年夏の移籍市場で新たな選手を登録することが不可能となる。
この決定に対し、両クラブはすぐさま不服を表明。レアルは「著しく不当な決定」だとして遺憾の意を表し、早急にCASへの上訴を行う意向であることをクラブ公式ウェブサイトに掲載した声明で明らかにしている。
アトレティコも今回の決定に「同意できない」と述べ、CASへ訴えることを決定したという発表を行った。問題視されている選手登録の不正はなく、全てFIFAの認可を得たものだったと主張している。
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