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マンチェスター・ダービー激闘の歴史。優勝に直結する熱き”赤”と”水色”の戦い【編集部フォーカス】

代表ウィークが終わり、今週末からは各国リーグ戦が再開する。プレミアリーグでは第4節で早速マンチェスター・ダービーが組まれており、ジョゼップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョがイングランドに舞台を移して対戦することもあり、注目が集まっている。マンチェスター・シティにUAEの資本が投入されて以降のダービーから印象的な5試合をピックアップする。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2009/2010シーズン プレミアリーグ第6節

マイケル・オーウェン
“ファギー・タイム”に決勝ゴールを決めたオーウェン【写真:Getty Images】

【2009/2010シーズン プレミアリーグ第6節 マンチェスター・ユナイテッド4-3マンチェスター・シティ】

 シーズン開幕前、ユナイテッドはクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリーへと移籍。ウェストハムから期限付き移籍で加入していたカルロス・テベスを買い取らず、得点源の2人が退団。その穴埋めに獲得したのはマイケル・オーウェン。移籍金0での加入だった。

 一方のシティはエマニュエル・アデバヨール、コロ・トゥーレらを獲得。さらにテベスまでも補強し、新たな時代を作るための大型補強を行い、開幕から4連勝。お互い勝ち点12でオールド・トラッフォードでのマンチェスター・ダービーを迎えた。
 
 試合は2-2で迎えた80分。ダレン・フレッチャーが今日2得点目となるヘディングシュートを決め勝ち越し。その後シティが押し込むと、90分にリオ・ファーディナンドが最終ラインでボールを持ち、右SBのジョン・オシェイへループパス。しかし、これをマルティン・ペトロフがカット。パスを受けたクレイグ・ベラミーがドリブルで持ち込み同点ゴール。試合は引き分けに終わるかと思われた。

 しかし、ここからドラマが生まれる。ライアン・ギグスの糸を引いたようなパスに反応したのはオーウェン。完璧なファーストトラップから冷静にゴールに流し込んだ。時間は表示時間を上回る90分プラス6分。ジャンプをしながら喜ぶサー・アレックス・ファーガソン、第4審判に時計を見せながら抗議をするマイク・ヒューズ。2人の対照的な姿が印象に残るゲームであった。

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