スペイン代表を選択したレアル・マドリーのマルコ・アセンシオ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのマルコ・アセンシオは、スペイン代表として公式戦デビューを飾ったことにより、完全に“スペイン人”となった。6日付け『アス』が報じた。
アセンシオはバスク系スペイン人の父親とオランダ人の母親を持ち、スペインとオランダの二重国籍者である。母親は2011年に癌で他界しており、マドリーの加入会見では母を想って涙を流すシーンも見られた。
オランダ国籍も所有していることからオランダサッカー協会は昨年すでにアセンシオのオランダ代表招集への興味を示していた。
しかし、アセンシオは年代別のスペイン代表に招集され続けており、本人もスペイン代表としてプレーすることを希望している。
この夏に行われたEURO2016にはスペイン代表のバックアッパーに選ばれ、親善試合には出場したが、EURO本戦メンバーに選ばれることはなく公式戦には出場していなかった。
しかし、アセンシオはロシアワールド欧州予選のリヒテンシュタイン戦で交代出場したことにより、ついにA代表として公式戦に出場。これでオランダ代表としてプレーすることはなくなった。
オランダ代表への道を閉ざしたアセンシオ。期限付き移籍から復帰したマドリーでも期待の星として注目を集めているが、代表でもその輝きを放つことになりそうだ。
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