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元レアルDF、ミラン移籍間近だったことを告白「クラブ売却が交渉中止にさせた」

text by 編集部 photo by Getty Images

アルバロ・アルベロア
今夏にウェスト・ハムへ加入したDFアルバロ・アルベロア【写真:Getty Images】

 今夏にウェスト・ハムへ加入した元スペイン代表DFアルバロ・アルベロアが、ミランへの移籍間近だったことを明かした。6日にスペインのラジオ局『カデナ・コぺ』が伝えている。

 昨季に契約満了でレアル・マドリーを退団したアルベロアは今夏にウェスト・ハムに加入し、過去に在籍していたリバプール以来となる8シーズンぶりにプレミアリーグへの復帰を果たした。しかし、同クラブへの加入前にはミランへ移籍するつもりでいたという。

 アルベロアは、「ミランとの交渉が進んでいたよ」と当時を振り返ると、「それからクラブをコントロールするためにやって来た中国人たちが全ての交渉を中止したんだ。それで僕はこれ以上交渉を進めないことにした」と同クラブへの移籍を断念したことを明かしている。

 当時ミランは、未だに完全には手続きが終了していないクラブの売却交渉中だった。これが、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOに一連の交渉を成立させることを阻止させたという。

 これにより、今夏に獲得に乗り出していたビジャレアルに所属するDFマテオ・ムサッキオや今夏にウディネーゼからナポリへ移籍したMFピオトル・ジエリンスキといった高額な取引だけではなく、フリーエージェントで獲得できたアルベロアとの交渉でさえ打ち切りにさせられたようだ。

 結局、資金不足により安く6名の補強選手だけしか獲得できなかったミラン。果たしてクラブの売却手続き終了後の冬の移籍市場からは大型補強を実現することができるだろうか。

【了】

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