ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は現地時間5日、ロシアワールドカップアジア最終予選のタイ戦に向けた前日会見に出席し、試合への意気込みを語った。
近年のタイサッカーは急成長を遂げており、国内のサッカー人気も高まっている。特に代表選手は英雄的な存在として国内からは扱われており、タイ国民もワールドカップ出場を夢見ている。
タイは初戦のサウジアラビアとのアウェイ戦で0-1の敗戦を喫しているが、ハリルホジッチ監督は「敗北とは違う結果を得る資格があった」とその実力を評価している。
ホームで戦うタイは、観客の熱狂的な声援を受けて戦うことことが予想される。FIFAランキング120位のタイは49位の日本にとって格下だが、ホームでUAE戦に敗れているように、タイも油断することはできない相手だと警戒を促している。
「スタジアムの雰囲気もよくわかっている。ビデオも2試合観た。サポーターのみなさんは凄く応援している。国内でかなり良い試合ができるのがタイ代表である。とても速くプレー、連続したプレーをする」
「タイの守備の仕方、攻撃の仕方を研究した。どんなプレーするかは選手に伝えている。攻撃が特有の展開をしてくるが、それについても説明している。どちらの国もプレーを分析してお互いのことを知り尽くしている。戦術的な準備はしている」
A代表がタイと対戦するのは2008年6月に行われた南アフリカワールドカップのアジア最終予選で、その際はアウェイの日本が3-0の勝利を収めている。
(取材:植田路生【バンコク】)
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