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タイ代表監督、“弱点がない”日本代表を更なる窮地へ「我々もプレッシャーを与えたい」

text by 編集部 photo by Football Channel Thailand

タイ 監督
タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督【写真:フットボールチャンネル・タイ】

 タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督が、6日に行われるロシアワールドカップアジア最終予選の日本代表戦に向けた前日会見に出席した。

 初戦のUAE戦に敗れた日本と同じく、タイもサウジアラビアに敗れて黒星発進となっている。次の試合は両チームにとって負けられない一戦となるが、セーナームアン監督は日本戦への意気込みを語った。

「選手のコンディションは100%に近く、しっかり準備している。このメンバーにはタイのベストな選手が入っている。サウジアラビア戦では良い試合をしたが、望んだ結果は得られなかった。日本戦ではベストを尽くして結果を得られるように頑張りたい」

 さらにセーナームアン監督は「日本はアジアでトップチームのひとつ」と称賛の言葉を述べ、弱点はないと語った。

「弱点はあまりない。守備も中盤も攻撃も強い。でも、ホームのサポーターの前でプレーするし、選手が試合を戦うように盛り上がる雰囲気を作りたい。日本はプレッシャーを感じているので、我々もプレッシャー与えたい」

 FIFAランキング120位のタイにとって、5大会連続でワールドカップに出場している49位の日本は格上に当たる。

 しかし、「我々は恐れていない。数ヶ月前に韓国代表と親善試合をやって0-1で敗れているが、とても接戦だったし、タイが進歩していることが分かるだろう。ここ数年は同じ選手で戦っており、最終予選に向けて準備をしてきた」と、初戦に敗れて窮地に追い込まれた日本代表からの金星に自信を覗かせている。

「タイの強みはプレッシャーがないということだ。我々は新しいチームだ。サウジアラビアや日本と違って最終予選まで来るのは久しぶりだ。この最終予選を楽しみたい。毎試合良い試合を得られるように頑張りたい」

 タイがアジア最終予選に出場したのは2002年日韓大会以来で、本大会への出場はいまだない。

(取材:植田路生【バンコク】)

【了】

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