ゼニトのDFドメニコ・クリシート【写真:Getty Images】
ロシア強豪ゼニトは、再びイタリアのクラブへの選手の移籍を拒んだようだ。4日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
今夏にDFの補強を目指していたインテルは、左サイドでもセンターバックとしてもプレーできるゼニトに所属する29歳のDFドメニコ・クリシートを補強のファーストチョイスとして考慮していたようだ。しかしインテルは同選手の獲得に乗り出したものの、結局ゼニトに門前払いされている。
そこで、クリシートの代理人であるアンドレア・ダミーコ氏がこの取引について語った。同氏は、「インテルは彼の獲得に関心を示していることを示したよ。我々がクリシートの移籍について交渉したことを隠しはしない」とインテルが獲得に乗り出していたことを明かした。
取引を成立させられなかった理由について尋ねられると、「簡単だよ。ゼニトは同選手を移籍させる代わりに高額な移籍金を要求して来た」と返答。
そして、インテルは買い取りオプション付きと義務付きのどちらの形式で期限付き移籍を望んだかという質問に対しては「ゼニトは期限付き移籍をそもそもオプションとして考慮していなかった」と答えている。
先日にはユベントスへ加入寸前の状況にいたMFアクセル・ヴィツェルの交渉を土壇場で破棄したゼニト。同クラブとの交渉は一筋縄ではいかないようだ。
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