PSGのMFブレーズ・マテュイディ【写真:Getty Images】
今夏にユベントスへの移籍が噂されたものの、結局パリ・サンジェルマン(PSG)へ残留することになったフランス代表MFブレーズ・マテュイディが胸中の思いを語った。2日に仏メディア『テレフット』が報じている。
マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したフランス代表MFポール・ポグバの代役を探していたユベントスは今夏、ゼニトに所属するベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得に乗り出す前にマテュイディを代役の本命として最後までPSGを説得しようと試みていた。
マテュイディと年俸450万ユーロ(約5億円)で個人合意に至っていたユベントスは、PSGに最大で3500万ユーロ(約40億円)までのオファーを提示。しかし、結局最後まで同クラブの首を縦に振らせることはできなかった。
PSGに残留することになったマテュイディは、移籍市場終了後に「具体的なオファーが届いたけれどクラブは移籍させてくれなかった。クラブが承諾していれば僕は喜んで移籍していたよ」と答えると、「あの時は僕にとってデリケートな時だったし、失望と共にクラブの態度に驚かされた」と当時の心境を告白している。
また、「僕の希望が叶わなかったけれどパリはとても居心地が良いんだ。新指揮官の(ウナイ・)エメリ監督は僕への信頼を徐々に高めているみたいだね」と状況の変化を告げると、「彼の意思が僕を引き留めておくことを決定付けたんだ」と始まったばかりのシーズンに希望をのぞかせている。
果たしてユベントスは再びマテュイディの獲得に動くだろうか。
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