今シーズンの展望
今夏の移籍市場では、チームの主力選手だったMFイルカイ・ギュンドアン、MFヘンリク・ムヒタリアン、DFマッツ・フンメルスの3人が退団する事態に陥った。強力な選手を失ったドルトムントは新たな戦力補強に着手。
ヴォルフスブルクからMFアンドレ・シュールレを獲得し、ライバルのバイエルン・ミュンヘンに移籍したことで”裏切り者”と言われたMFマリオ・ゲッツェを獲得している。他にはFWウスマン・デンベレやMFエムレ・モルなどの若手有望選手も獲得した。
主力選手の流出により戦力ダウンに陥ったかに見えるドルトムント。しかし、ドイツ杯1回戦のアイントラハト・トリール戦で、シュールレやDFマルク・バルトラといった新戦力が今後の活躍に期待を持たせるプレーを見せている。
また、日本代表MF香川真司も公式戦初得点を含む2ゴールを決めるなど幸先の良いスタートを切った。新加入選手と以前から所属している選手の連携が深まれば、昨季のようにバイエルンに食らい付いていけるだろう。
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