キャリア300得点を決めたMFフランク・ランパード【写真:Getty Images】
アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティは、致命的な計算間違いをしてしまったようだ。4日にイタリアの『イタスポルトプレス』が報じている。
NYシティは、DCユナイテッドと対戦する前にMFフランク・ランパードへキャリア通算300得点を祝う特性ユニフォームを贈呈。しかしランパードは、その時点でまだ299得点しか決めていなかった。
この計算ミスの原因は、1999年に行われたフットボールリーグカップの準々決勝まで遡る。この日、当時ランパードが所属していたウェスト・ハムとアストン・ヴィラが対戦し、ランパードが得点を上げた。
しかし、ウェスト・ハムがこの試合で起用できなかった選手を出場させていたために、イングランドサッカー協会(FA)はこの試合を無効試合と決定。
再試合が2000年1月11日に行われ、この試合でもランパードが再びゴールを決めたが統計的にはこの2度目の試合で決めた得点しか有効とはされないことになっている。
その一方で、DCユナイテッド戦で2得点を決める活躍をしたランパードはとにかくこの試合でキャリア通算300ゴールを達成。自身のインスタグラムでその喜びを伝えながら、クラブのミスを見事に隠すことに成功している。
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