パリ・サンジェルマン時代のダビド・ルイス【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)から古巣チェルシーへ移籍したブラジル代表DFダビド・ルイスは、過去2年間プレーしていたリーグアンに対して侮辱的なコメントを発した事実はないと主張している。
2014年に移籍金5000万ポンド(約67億5000万円)でチェルシーからPSGへ移籍し、サッカー界で「最も高価なDF」となったD・ルイスは、フランスでの2年間を経て古巣に復帰。移籍市場最終日の8月31日に、チェルシーへの移籍が発表された。
一部のツイッターアカウントはD・ルイスの移籍決定後に、同選手自身による発言であるとして、リーグアンに対する侮辱的なコメントを伝えていた。それによれば同選手はフランスで「2年間を無駄にした」と述べ、リーグアンでのプレーは「FIFA(テレビゲーム)のビギナーレベルでプレーするようなもの」だと話したという。
だがD・ルイスは、そのような発言をした事実はないと強く主張した。ソーシャルメディアの自身のアカウントで、コメントを伝えた3つのツイッターアカウントを名指しした上で次のような声明を公開している。
「事実ではない発言が伝えられた。フランスリーグに対する悪意ある嘘や敬意を欠く言葉が含まれていたが、僕はインタビューを受けてはおらず、そんなことを言える機会はなかった。僕はフランスサッカー連盟やフランスのチーム、選手たち、サポーターに強いリスペクトを抱いている」
D・ルイスはPSGでの2年間で公式戦89試合に出場し、2年連続の国内3冠(スーパーカップを含めると4冠)に貢献した。PSGが国内で圧倒的な力を見せた2年間だったことは確かだが、だからといって選手が他クラブやリーグへの敬意を欠くことが許されるわけではないだろう。
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