インテルへ移籍したFWガブリエル・バルボサ【写真:Getty Images】
ブラジル代表FWガブリエル・バルボサがサントスからインテルへ移籍したことを巡ってバルセロナが訴訟を起こすようだ。3日付のブラジル紙『UOLエスポルテ』が報じている。
G・バルボサは、今夏にインテルへ移籍した。しかしバルセロナは、ネイマールをサントスから獲得した時に同時に獲得したG・バルボサの交渉優先権を同クラブが破棄したとしてサントスを訴えることに決めたようだ。
両クラブ間では、サントスに届いたオファーに対して3日以内にバルセロナが同等のオファーを提示できる合意が結ばれていたという。サントスは、インテルからオファーが届いたことを月曜日にバルセロナへ報告し、バルセロナはインテルのオファーの詳細が記されていなかったために売却しないよう翌日返信した。
サントスの会長は、インテルからの正式メールが日曜日に届いたため月曜日にオファーを知らせたと説明したが、G・バルボサはすでに金曜日にインテルでメディカルチェックを受け、同クラブのユニフォームを着た写真をクラブが公式サイトに載せていた。
そこでサントスの会長が、「インテルのメールはメディカルチェックを受けた後にだけ届いた」と説明。その合意破棄にバルセロナが激怒したという。
それを受けてバルセロナの首脳陣は、G・バルボサを含めた3名の選手への交渉優先権として支払っていた320万ユーロ(約3億円)をサントスに返金するよう求める訴訟を起こすことに決めたようだ。一方で同選手の代理人は、インテルへ行きたことを示した本人の意思が取引を決定付けたと認めているという。
G・バルボサの未来はインテルで決定だが、過去は未だ議論されているようだ。
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