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日本代表 8年前

日本の次戦は急成長のタイ代表。特徴と攻略ポイントを現地記者が分析

text by 長沢正博 photo by Masahiro Nagasawa

第1戦のサウジアラビア戦は終盤のPK献上で惜敗

キャティサック・セーナームアン
タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督【写真:長沢正博】

 1日に行われたサウジアラビア戦の先発はGKガウィン、DFティーラトン、ゴラウィット、タナブン・ケーサーラット(ムアントン・ユナイテッド)、トリスタン・ドー(同)、中盤の底にサーラット・ユーイェン(同)、ポッカーオの2枚を敷き、その前にはグルークリット、チャナティップ、モンコンを配置。トップにはティーラシンという4-2-3-1の布陣で臨んだ。

 タイは前半からチャナティップ、ティーラシンらを基点にチャンスを作るも、なかなかシュートを決めることが出来ない。すると後半37分、自陣ペナルティーエリア内でボールを奪いに行ったサーラットがファウルを取られ、サウジアラビアにPKを与えてしまう。これをナウワーフ・アル・アービドが決めてサウジアラビアが先制する。

 試合終了間際、タイはトリスタンのヘディングが決まるもオフサイドの判定でノーゴール。そのまま1対0でサウジアラビアが勝利した。さらに試合後には、サーラットが審判に抗議したとして、この日2枚目のイエローカードを受け、日本戦に出場できなくなってしまった。攻守に貢献する中盤の要を欠くのはタイにとって痛い。

 余談だが、タイではホームでの最終予選のチケット(全5試合パッケージ分)が8月1日に発売された。販売を請け負ったのは、これまで同種のチケット販売経験が皆無なフォーススマートサービス社。

 案の定、販売開始と同時に専用サイトがシステムダウンすると、その日のうちに協会から契約解除を発表される一幕があった。その後、実績豊富なタイチケットメジャー社によって改めて販売され、日本戦は完売と伝えられている。

 6日の試合は日本がボールを支配する展開となるのは間違いないだろう。それでもタイ代表にはラジャマンガラ競技場に詰めかける大観衆のうねるような声援がついている。日本としては絶対に落とせない試合だが、タイもサポーターの後押しを受けて躍動感あふれるプレーを見せてくれることを期待したい。

(取材・文:長沢正博【バンコク】)

【了】

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