タイ戦の鍵を語る酒井高徳【写真:Getty Images】
ロシアW杯最終予選タイ戦の一つの鍵はサイド攻撃となるようだ。3日、日本代表DF酒井高徳が自らの見解を語っている。
アジア最終予選初戦UAE戦で1-2と敗れた日本代表は続くアウェイ・タイ戦で絶対に勝利が必要な状況だ。酒井はアジア特有の審判については「こればっかりは基準がわからない」と難しさを明かした。
「ファウルを取りやすい審判だからといって緩めるわけにはいかないし、これくらいなら大丈夫だろうというところでも吹いてくる。逆に相手選手がある程度きても吹かなかったり。クレバーにやるとしたら、ファウルしてもよいところでガッツリいく」
とりわけ相手選手との駆け引きについては「メリハリをつけることで相手にも恐怖心を与えられる」と語っている。「DFとしてはファウルしてもよい場所とダメな場所があるので割り切ってやった方がよいと思う」と判断の重要性を強調した。
一方で、再び相手守備陣を崩すことが困難とみられるタイ戦の鍵については「僕が思うには、少しサイド攻撃を中心とした方がよい」と自らの見解を明かした。「相手は引いてくるだろうから、サイドチェンジから仕留める方法が有効なのかなと。ボールを回している時に素早くサイドチェンジをした時は相手もズレきれないと思うので、いかに早くコンビネーションで崩せるかがポイントになる」と決意を語っている。
早くも絶体絶命の状況に追い詰められている日本代表。酒井が語るようなサイド攻撃からタイ守備陣を切り崩すことができるのだろうか。
(取材:元川悦子【バンコク】)
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