トレーニング中の本田圭佑【写真:ダン・オロウィッツ】
日本代表は3日、タイの首都バンコクで6日のロシアW杯最終予選のタイ代表戦に向けた練習を行った。
本田圭佑はUAEとの初戦に敗れたことについて「そんな苦しいとは思ってない」と語り、「終わってみればたかが1敗でしょう」と、次の試合に向けてポジティブに気持ちを切り替えている。
6日のタイ戦は本田が「出ないといけないという使命はすごく感じている」というW杯出場を大きく左右する試合になる。仮に敗れればロシア行きが非常に難しくなるからだ。
それでも「とにかく自信を持ってポジティブに次の試合に挑んでいきたい。プレッシャーははじめからあるの。今までこれ以上のプレッシャーも経験してきているし、正面からこのプレッシャーと向き合っていきたい」とあくまで強気の姿勢を崩さない。
対戦相手のタイ代表に「すごくチームとして頑張る、よく走る。攻撃に関しても特徴のある選手がいるので、カウンターはすごく得意」という印象を持っている本田は、「頭の中にはいろいろ対策がある」という。「崩すイメージ、ボール奪うイメージ、攻守において2、3個ずつくらいはすでに頭の中でイメージしています」と語った。
チームの中心として、本田自身の真価も問われるタイ戦。どのようにしてこれまでと違う日本代表を見せてくれるのだろうか。まずは気持ちよく勝ってW杯への一歩を踏み出したい。
(取材:元川悦子【バンコク】)
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