補強・総合力診断
補強診断 A
課題となっていたポジションにはそれぞれ的確な補強を行い、確実に昨季よりも陣容はレベルアップした。
特に、最終日にDFラインの2人を加えられたことは大きな成果だ。2年ぶりの復帰となったD・ルイスはチェルシーでの実績もあり、M・アロンソは希少な左利きの左SBでプレミアリーグでの経験も豊富である。
また、移籍が報じられていた主力選手を全て残留させたことはコンテ監督をはじめフロントの尽力によるものだろう。
総合力診断 A
S級のスカッドを揃えるマンチェスター勢にはやや見劣りするかもしれないが、昨季の不振から脱却するための戦力は十分に整えた。極度のスランプに陥っていたアザールも本来の力を取り戻しており、優勝を遂げた一昨季のようなパフォーマンスを期待できそうだ。
コンテ監督がプレシーズンで試していた4-2-4システムは公式戦では起用していないが、今後のオプションとして採用する可能性もあるかもしれない。
シーズンが開幕して公式戦4連勝とチームは波に乗っており、トラブル続きだった昨季と比べても明らかな好スタートを切っている。コンテ監督のもと不振脱却へと歩み始めたチェルシー。コンテとブルーズが描く復活への青写真は、明るい。
【了】