今シーズンの展望
今夏の移籍市場でリーグ優勝を争うドルトムントからDFマッツ・フンメルスを獲得したバイエルン・ミュンヘン。ドイツ杯1回戦のカールツァイス・イエナ戦で途中起用されゴールも決めていた。
ベンフィカからはEURO2016で活躍した19歳のポルトガル代表MFレナト・サンチェスを獲得している。ただ、全体的に補強選手は少なく昨季のメンバーが中心となって今季を戦うことになりそうだ。
チームを離れたした選手を見ると、マリオ・ゲッツェとセバスティアン・ローデの2選手がライバルのドルトムントに移籍している。どちらも昨季出場機会が少なかった選手で、バイエルンとしては放出しても戦力ダウンにはつながらない。ただ、古巣対決では気合を入れて立ち向かってくるだろう。また、移籍が噂されたFWロベルト・レバンドフスキの引き留めに成功した点は大きい。
昨季からの大きな変更点としては監督交代が挙げられる。2013年からチームを率いていたジョゼップ・グアルディオラ監督が退任しマンチェスター・シティの指揮官に就任した。今季から新指揮官にカルロ・アンチェロッティ監督が就任したため、昨季とは違ったバイエルンの姿を見ることができそうだ。
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