グルージャ盛岡の選手たち【写真:Getty Images】
日本サッカーNo.1を決める天皇杯の2回戦が3日に全国各地で行われ、今季も恒例のジャイアントキリングが起きた。
J3のAC長野パルセイロは、アウェイで名古屋グランパスと対戦。終盤までスコアレスのまま延長戦突入かと思われたが、後半アディショナルタイムの94分、夛田凌輔が相手の軽いディフェンスを振り切ってシュートをたたき込み長野が先制する。そしてそのまま逃げ切り、劇的な形でJ1の名古屋を破った。
元幹部の不正に揺れるJ3のグルージャ盛岡だが、ピッチ上で戦う選手たちに影響はなかった。盛岡の神川明彦監督が明治大学時代に指導した教え子が多数在籍するJ1のベガルタ仙台を相手に5ゴールを奪った。会心の勝利で岩手県勢初の3回戦進出を決めている。
また他会場ではJFLのHonda FCが松本山雅FCに勝利。今季からJ3を戦っている大分トリニータはPK戦の末、ヴァンフォーレ甲府を破って3回戦に駒を進めた。名古屋、仙台、甲府以外のJ1勢は順当に2回戦を突破している。
天皇杯2回戦の結果は以下の通り。
磐田 2-0 神奈川大
湘南 6-0 山梨学院大学オリオンズ
徳島 2-0 北九州
名古屋 0-1 AC長野
長崎 1-2 横浜FC
甲府 0-0(PK6-7) 大分
清水 3-0 水戸
鹿島 3-0 富山
札幌 1-2 岡山
山形 5-0 群馬
新潟 5-3 関西学院大
熊本 1-5 東京V
柏 5-2 奈良クラブ
讃岐 0-2 愛媛
仙台 2-5 盛岡
松本 1-2 Honda FC
川崎F 3-1 秋田
千葉 2-0 金沢
鳥栖 3-1 琉球
C大阪 2-1 京都
【了】