去就が注目されているMFブレーズ・マテュイディ【写真:Getty Images】
今夏に去就が注目されたパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表MFブレーズ・マテュイディが、結局チームに残留することになったことについて敏腕代理人のミーノ・ライオラ氏がその真相を明かした。2日に伊メディア『プレミアム・スポルト』が報じている。
ユベントスは今夏、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したフランス代表MFポール・ポグバの代役を探していた。移籍市場最終日にゼニトに所属するベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得に乗り出したが、本命はマテュイディだったとみられている。
今季よりチーム指揮官に就任したウナイ・エメリ監督から控えに回されているマテュイディは、今夏の移籍を希望。しかしPSGは売却を拒み続け、最終的には同選手を市場から取り除く決断をしている。
そのことについてライオラ氏が語った。同氏は、「PSGが彼を売り物にしないことに決めたことにとてもガッカリしているよ」と口を開くと、「我々はもう一度取引をする気にさせようと試みたけれどどうしようもできなかった」と今夏の移籍を断念したことを明かしている。
「彼はPSGが放出の対象とみなさなくなったことにとてもガッカリしていたよ。これからクラブと話してみて、それからどうなるかを決めよう。とにかくクラブの交渉撤退にみんな驚かされた」
1月に移籍する可能性はあるかと尋ねられると、「移籍市場が閉まれば記者もバカンスをすべきだね」と同氏は皮肉的に答えている。
今季未だに53分しか出番がもらえていないマテュイディ。状況の改善が見られなければ、冬の移籍市場での移籍もあり得るかもしれない。
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