去就が注目されるMFマテュー・フラミニ【写真:Getty Images】
ローマは、昨季に契約満了によりアーセナルを退団した32歳の元フランス代表MFマテュー・フラミニの獲得に乗り出すかもしれないようだ。2日にイタリアの『フォルツァローマ.インフォ』が報じている。
先日夏季移籍市場が閉場したばかりにもかかわらず、ローマは中盤の補強が急務となっているようだ。副主将のMFダニエレ・デ・ロッシが代表チームで左足のふくらはぎを負傷したことで起用できる中盤の人数がさらに減ってしまったローマは、急遽無所属の選手の獲得を考慮していると報じられている。
そこで白羽の矢が立ったのが、現在新天地を探している無所属のフラミニだ。しかし、フラミニの獲得を狙っているクラブはローマだけではないという。
ギリシャの強豪オリンピアコスもフリーでの獲得に乗り出していると報じられており、英紙『デイリー・テレグラフ』は、先日代理人と話し合いを行ったものの合意には至らなかったと報じた。さらに、クリスタル・パレスや2008年から5年間契約を結んだミランでさえも同選手の獲得を狙っていると報じられている。
移籍市場最終日に代役を獲得することなくMFウィリアム・ヴァンクールをマルセイユへ放出したローマは、つい先日まで無所属の選手の獲得に乗り出すつもりはないとみられていた。しかし、予期せぬデ・ロッシの怪我がクラブのプランを変えさせたようだ。
夏季移籍市場が閉場してから間もなく始まった無所属選手の獲得を巡る争奪戦。果たしてベテランのフラミニの新天地はどこになるだろうか。
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