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代表 8年前

韓国、中国下し白星発進。楽勝ムードから一転ピンチも勝点3獲得。ソン・フンミンは離脱へ

text by キム・ドンヒョン photo by Getty Images

速さが持ち味の選手を配置した韓国

韓国代表にデビューした、ガンバ大阪所属のオ・ジェソク
韓国代表にデビューした、ガンバ大阪所属のオ・ジェソク【写真:Getty Images】

 試合は序盤から過激なものとなる。特に中盤のボール争いで韓国と中国の選手たちがぶつかる場面も多々見られた。韓国ファンのブーイングが飛び交ったものの、中国はものともしない。しかし徐々に韓国が主導権を握っていった。

 5バックを並べるなど下がり気味の中国が相手であるだけに、韓国は速さが持ち味の選手を配置した。これが試合に流れをもたらした。久々に代表にカムバックしたイ・チョンヨンやオ・ジェソクが躍動。ソン・フンミンもサイドに鋭い切り込みで中国の守備に穴を開ける。そして機動性はやや劣るもののキ・ソンヨンが中盤でゲームをうまくコントロールした。「アウグスブルクデュオ」もハードワークで力を加えた。

 均衡が破られたのは前半19分。左サイドから切り込むソン・フンミンが中国DFに倒され、斜め45度からフリーキックを獲得。キッカーを務めたソン・フンミンの右足から離れたボールをチ・ドンウォンが絶妙なタッチ、先制に成功した。

 その直後、2002年日韓大会以来2度目のワールドカップ進出に向け、「韓国戦でせめて勝ち点1は取って帰りたい」と公言していた中国の高洪波監督が動いた。守備を4バックに変更し、攻撃の枚数を1枚増やした。しかしチャン・ヒョンスやホン・ジョンホが守る守備は中国にとってはなかなか手強い。前半は1-0で終了した。

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