ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:ダン・オロウィッツ】
【日本 1-2 UAE 2018年ロシアW杯アジア最終予選】
日本代表は1日、ロシアW杯アジア最終予選でUAE代表と対戦し、1-2の逆転負けを喫した。
試合後の会見に出席したヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「心の底からがっかりしている」と心情を吐露し、「相手のほうがリアリストだった」と話した。
逆転負けという手痛い敗戦となった日本。しかし、77分に浅野拓磨が放ったシュートは映像を見る限りではゴールラインを割っていた。ハリルホジッチ監督も「2点目は入っていたのではないか。ラインをしっかり割ったように見えた」と主張している。
この試合の主審を務めたのは、カタール人のアル・ジャシーム・アブドゥルラフマン氏。誰にでもミスはあるが、ハリルホジッチ監督はこう語る。
「誰が笛を吹くのか、(その応えを)常に要求していたが、我々関係者も直前まで誰が笛を吹くのか把握していないという体たらくだった。前もって知っておいてほしかった。また、我々にもPKを吹いてもらえる状態ではあったが、ジャッジはちょっと残念だった。普通はラインを超えたらゴール」
事前にレフェリーを知っていたとしてもピッチの上ではどんなことでも起こりうる。確かに不可解なジャッジではあったが、攻守のクオリティに問題があったのも事実。指揮官の怒りは理解できるが、次の糧とするしかない。6日のタイ戦で求められるのは勝利のみである。
(取材:植田路生)
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