日本代表の長谷部誠【写真:Getty Images】
日本代表は31日、ロシアW杯アジア最終予選・UAE戦の前日練習を行った。
キャプテンの長谷部誠は、チームの雰囲気について「いよいよかなって感じはありますし、練習でも非常に緊張感がある」と話す。さらに「もちろんその緊張感もいい部分もあれば、緊張しすぎても良くないと思う。その辺の雰囲気はいい感じかなという感覚」と手応えを得ている様子だ。
過去2大会の最終予選を経験している長谷部だが、初戦の大切さもよく理解している。
「結果として(ブラジル)W杯とかこの間の五輪もそうですけど、初戦の結果が悪いとそれを最後まで引きずってしまうことになる。とにかく準備の部分では少ない時間の中でできることはやったと思いますし、明日は自信を持って全員でピッチに立ちたい」
30日の練習では戦術確認に時間を割いたようで「限られた時間の中で詰め込んだ部分はある」と長谷部。戦術の重要性を理解した上で「ピッチの中で自分たちは臨機応変にプレーしたい」と続けた。
長谷部とダブルボランチを組む選手にも注目が集まる。日本代表のキャプテンは「実際誰と組むかというのは、監督も決めかねている部分はあると今日のミーティングでも言っていた。自分がもし出た時にはパートナーとなる選手の特徴をできるだけ活かしてあげたいなと思うし、逆に自分も活かされたい」と述べた。
アジアカップのUAE戦は試合の入りが良くなかった。そこを改善する必要があるが、長谷部はこう話す。
「ホームですし、明日も多くのサポーターが来てくれる。自分たちも前からプレッシャーかけて最初から畳みかける気持ちでやると思う」
早い段階で先制点を奪えればベストだが、相手も虎視眈々とチャンスを狙ってくる。「リスクマネジメントはもちろん考えている。彼らはカウンターを得意としている部分もあるので、そこはバランス取りながらやりたい」と、中盤で舵取りの役割を担う意欲を示した。
(取材:元川悦子)
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