スペイン代表のフレン・ロペテギ監督【写真:Getty Images】
スペイン代表の新指揮官、フレン・ロペテギ監督は、長年チームを支えてきたGKイケル・カシージャスを招集しなかったことについて、自身の決断ということを強調した。31日、スペイン紙『アス』が報じている。
9月1日のベルギー代表との親善試合、5日のリヒテンシュタインとのワールドカップ予選に臨む代表に、レジェンドGKの名前がなかったことが話題を呼んだ。発表前に2人の密会も報じられていたが「何の取り決めもなかった。私は決断をしており、まず最初にこの決断を彼に説明すべきだと思っていたので対話の機会を持った」とラジオ番組「エル・ラルゲーロ」に出演したロペテギ監督は語る。
そして、「ただ、これは代表への扉が閉ざされたという意味ではない。我々は彼をチェックしていく」と述べ、「彼との会話はプライベートなものだった。2人の友人同士による非常に誠実なものであり、それについて語ろうとは思わない」とポルト時代の教え子との時間について、そう答えた。
同じGK出身でもある50歳の監督は「確かにカシージャスは代表にいない。だが、それは彼を信用していないからでも、彼のクオリティを信じていないというものではないのだ」と167試合の代表経験を持つ35歳のGKに敬意を払っている。
勝利のサイクルの終焉を迎え、新たな歩みを始めるロペテギ・スペイン。再びカシージャスが必要とされる時は来るのだろうか。
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