トリノへ移籍したGKジョー・ハート【写真:Getty Images】
今夏に日本代表DF長友佑都が所属するインテル指揮官を退任したロベルト・マンチーニ氏が、トリノでセリエAに挑戦するイングランド代表GKジョー・ハートの活躍に太鼓判を押した。31日付の伊紙『ラ・スタンパ』が報じている。
ハートをマンチェスター・シティに連れ戻して再び正GKの座を掴ませたのは、当時同チームを率いていたマンチーニ氏だ。ハートは2010/11シーズン開幕戦に先発出場し、好セーブをみせてスコアレスドローに持ち込んでいる。
マンチーニ氏は、「あの試合でジョーは少なくとも5回は失点から救ったよ。まだ若かったけど、とても優秀な選手になることはすでに分かっていた」と当時を振り返った。
また、「クラブは売却したがっていたけど私が止めたんだ。『将来有望な選手(当時23歳)だからもう一度テストさせよう。きっとさらに成長するはずだ』とオーナーに言ったんだ」とハートをチームに引き留めていたことを明かしている。
当時シティでマンチーニ氏と仕事をし、現在トリノで助監督を務めているアッティリオ・ロンバルド氏がハートの獲得を勧めたようだ。そこに同氏も関与したかと尋ねられると、「私は関係ないけれど、何かしら耳にしていたことは否定しない。トリノは大物を獲得したね。頼もしいGKを連れて来た」とハートの活躍に太鼓判を押している。
そして、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がハートを3番手にした理由について、「分からないけれど、監督にはそれぞれの考え方がある。トリノは彼を買い取れるかもしれない」と将来についても語った。
マンチーニ氏のお墨付きも得ているハート。セリエAでの活躍に期待が高まる。
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