レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長【写真:Getty Images】
レアル・マドリーには、現メンバーにこれ以上大物選手を加える必要性がないようだ。31日に伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
ユベントスからスペイン代表FWアルバロ・モラタを3000万ユーロ(約34億円)で買い戻すだけで今夏の移籍市場での補強を終えたマドリー。しかし、クラブのフロレンティーノ・ペレス会長からすれば、これ以上現メンバーを改善することは不可能だいう。
ペレス会長は、「我々にはスペクタクルなメンバーが揃っている。これ以上改善することは不可能だった」と今夏の補強について語ると、「これから数多くの挑戦が待ち受けたシーズンが我々を待ち受けている」と続けた。
「UEFAスーパーカップで優勝し、その上リーガ・エスパニョーラでは開幕2連勝を飾ったね。(ジネディーヌ・)ジダン(監督)は、その貢献が必須だった監督なんだ。自身の責任を認識しているし、彼のスタッフと共に彼の実力を証明したがっている」
一方今夏には、連日のように大物選手の放出の噂がされていた。その中でも特にスペイン代表MFイスコがマラガやトッテナムといったクラブから獲得を狙われていたとされていたが、「チームに残るよ」とだけ返答し、放出の可能性を一蹴している。
毎夏のように世界中を注目させる大物選手を獲得して来たマドリー。むしろ、主力を誰も放出しなかったことが一番の補強だと言えるかもしれない。
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