豊田陽平(鳥栖)
サガン鳥栖の豊田陽平【写真:Getty Images】
サッカーって、もちろんボールを蹴るスポーツで、いろいろな楽しみ方があると思うんですけど、人間がぶつかりあうすごさを見る楽しみもあると思うんです。今はそういう感じじゃないかもしれないけど、プレミアリーグが好きな人はそうなんじゃないかな。
プロ選手はみんなパスもうまいし、ボールを取られたくないので、寄せられる前にボール離したりするわけですけど、そういうなかでも、ぶつかり合いを見せてくれる選手っていうのはすごい貴重やと思うんです。しかも、それをやってるのに豊田選手は欠場が少ない。
あと子どもたちって、めっちゃ背が高い選手とか、めっちゃ足が速い選手とか、自分と違う特徴を持った人を単純に好きになりますよね。ちょっとインサイドキックのパスがうまいとかはわからないけど、あいつデカかったなとか、そういうところは印象に残りますよね。
豊田選手ってふくらはぎの太さ見ただけでも尋常じゃないですよね。ケツのデカさとか、上半身の分厚さとか。そういうのは、本当に1回金払ってみる価値がある。ふつう自分の周りにいないわけじゃないですか、そんな人。
それって歌がうまいとかと一緒で一つのステータスなのかなと思いますね。なんか「この人はこれ」っていうハッキリしたものがプロのピッチでは見たいですよね。豊田選手なんかは、テレビで見るのとスタジアムで見るのでは全然印象が違うと思いますね。
【次ページ】大久保嘉人(川崎F)