日本代表の昌子源【写真:Getty Images】
日本代表は31日、ロシアW杯アジア最終予選・UAE戦の前日練習を行った。
UAEはアジアカップで苦杯を舐めた相手だが、昌子源はこの試合をベンチから見ていた。「特にFWの選手はすごいなと思って見ていた。僕が言うのもなんですけどリベンジのかかった試合だし、選手は当然燃えるかなと」 と、中東の雄に借りを返す意思を示した。
CBのレギュラーは吉田麻也と森重真人が有力で、昌子に出場機会が訪れることはないかもしれない。だが、最終予選を戦う日本代表メンバーに選ばれたことに価値があるのも事実。昌子は言う。
「試合に出る、出ないは別として、ミーティングの質というか親善試合より監督も気合が入っていると思う。そういう面でこの場にいいる、いないでは正直全然違うのかなと。1日だけでも経験したら、これからの(選手としての)方向性も違ってくると思う。僕も初めてですし、親善試合とは空気が違うのかなと」
親善試合とは異なる空気がチーム全体に流れているという。「監督はこういう戦い方をしたいとか、相手のキーマンがとか、そういう話はより入念なのかなと。真剣モードというか、常に監督は真剣で凄い人とは思うけど、それすらも超えた雰囲気は感じる」 と昌子は語っている。
昌子がUAE戦に出場できるかはわからない。それでも、最終予選の雰囲気を肌で感じるだけでも、鹿島のディフェンスリーダーにとっては得がたい経験となるはずだ。
(取材:元川悦子)
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