移籍が噂されるMFジャック・ウィルシャー【写真:Getty Images】
アーセナルは、24歳のイングランド代表MFジャック・ウィルシャーをローマに逆オファーをしたようだ。30日付の英紙『ガーディアン』が報じている。
ローマは、最後に行われたチャンピオンズリーグ(CL)とセリエAの2試合で中盤の欠陥が浮き彫りとなった。同チームの中盤には、ゲームメーカーが足りない。
そのことを理解しているクラブは、以前からフィオレンティーナに所属するMFボルハ・バレロの獲得を狙っていた。しかし、先日行われたCLの予選プレーオフで敗退してしまったことにより、同選手の獲得の可能性が消滅している。
そこで、プレーさせるために理想的な行き先を探しているアーセナルがローマにウィルシャーを逆オファーをしたようだ。ローマは、万一同選手が受け取っている週給9万ポンド(約1200万円)の大部分をアーセナルが支払うつもりがある場合のみ、交渉を進展する気でいると報じられている。
一方伊メディア『スカイ・スポルト』によると、トッテナムから古巣へ戻って来た元ローマ幹部のフランコ・バルディーニ氏もこの取引に関わっているようだ。同氏は交渉成立に向けて協力しており、現在ローマはウィルシャーの年俸の80%まで支払うつもりでいると報じられている。
怪我のせいで十分満足にプレーできていないために、イングランド代表新指揮官のサム・アラダイス監督からも代表メンバーに選出されなかったウィルシャー。果たして新天地にイタリアを選ぶだろうか。
【了】