移籍が噂されるMFエルナネス【写真:Getty Images】
昨季に宿敵インテルからユベントスに移籍したMFエルナネスが、ジェノアへ居場所を変えることになるようだ。30日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
ユベントスは、チーム指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ監督が待望するトップ下として昨季の夏季移籍市場最終日に宿敵インテルからエルナネスを獲得。しかし、トップ下としては期待されたような活躍はできず、コンバートされたボランチでも活躍できなかったことで控えに回されていた。
そこで、ジェノアがに注目。ベネズエラ代表のMFトマス・リンコンをクリスタル・パレスへ売却しようとしている同クラブは、同選手の代役としてエルナネスに白羽の矢を立てた。
ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は、「もしクリスタル・パレスが、我々が求める1000万ユーロ(約11億円)でリンコンを獲得することを受け入れれば、エルナネスを期限付き移籍で獲得することですでにユベントスとは完全合意に至っている」とクラブ間合意を認めている。
ユベントスは、エルナネスの代役として現在ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルを獲得するためにゼニト・サンクトペテルブルクと交渉中だと報じられており、交渉が成立次第エルナネスを放出するつもりでいるようだ。
2010年にサンパウロから移籍したラツィオでブレイクをしたエルナネスは、2014年の1月にインテルへ完全移籍。そして昨季にユベントスへと移籍したが、定位置を掴めなかったことで放出の対象にされている。
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