ノリッジ時代のパトリック・バンフォード【写真:Getty Images】
チェルシーは30日、若手FWパトリック・バンフォードを1年間の期限付き移籍で今季からプレミアリーグに昇格したバーンリーへ貸し出すと発表した。
2012年にノッティンガム・フォレストから150万ポンド(約2億円)の移籍金でチェルシーに加入したバンフォードだが、これまでトップチームでの出場機会はなくレンタルを繰り返している。
最初は加入から約10ヶ月後の2012年11月、当時リーグ・ワン(イングランド3部相当)のMKドンズへの移籍だった。ここではおよそ1年を過ごし、今度は2部のダービー・カウンティへ、そして一昨季は同じ2部のミドルスブラへレンタル移籍していた。
そして昨季、満を持してプレミアリーグの舞台に立つ。とはいってもレンタル先のクリスタル・パレスでのデビューだった。しかし、ここでは6試合出場無得点と結果が出ず半年で切り上げ、次はノリッジへ向かった。
ノッティンガム・フォレストのトップチームで2試合の出場経験しかないままチェルシーに引き抜かれた時は将来のイングランド代表を背負って立つ存在と期待されたバンフォードも、来月5日に23歳を迎える。そして在籍クラブ数はバーンリーで8つ目だ。
世代別代表止まりで、チャンピオンシップ(2部)では通用するもののプレミアリーグでは結果を残せていない。チェルシーとの契約は来季末まで2シーズン残されているが、実質今季がラストチャンスと言えるだろう。
昇格組のバーンリーでコンスタントに結果を出し、チームを残留へ導けば個人への評価もこれまでとは違ってくる。果たしてバンフォードは期待に応え、才能を開花させることができるだろうか。
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