酒井高徳【写真:Getty Images】
日本代表は30日、来月初旬のロシアW杯予選に向け、合宿3日目の練習を行った。
両SBでプレーでき、出場の期待が高まる酒井高徳だが「試合当日までメンバーはわからない。どういう形になるとしても、自分の試合当日のパフォーマンスをしっかり出せるようなコンディション作りをしていきたい」と万全の準備をするつもりだ。
大事な初戦の相手はUAE。アジアカップでは準々決勝で敗れた相手だ。酒井高は中東の雄についてこう話す。
「クオリティはすごくあるチームだと昔から思っている。言ってほしいのかなと思いますけど、10番とかね(笑)」と記者陣へのリップサービスも欠かさない。さらにこう続ける。
「やっぱり上手い。ただ、やっぱりアジアカップの時も上手かったのは上手かったけど、自分たちが支配している時間も多かった。しっかり攻守の切り替えをやっていればボールの出しどころも防げていたと思う。その辺をしっかりとボールホルダーのところに1人行くっていうところは徹底してやれればいいかなと思いますね」
そして、オマール・アブドゥラフマンを名指しするように「特に10番は」と付け加えた。
長友佑都が離脱したため、左SBの争いも激しくなった。酒井高は左で出てもクオリティーを発揮できるだけの力がある。彼の言うUAEの「10番」を警戒しつつ、相手の攻撃をしっかり食い止めたいところだ。
(取材:元川悦子)
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