サッスオーロ戦でのペスカーラのサポーター【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAは、登録外選手を起用したとして第2節サッスオーロ対ペスカーラ戦を昇格組ペスカーラの3-0での不戦勝とすることを発表した。30日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
現地時間28日に行われたイタリア・セリエA第2節でサッスオーロとペスカーラが対戦。試合は2-1でサッスオーロが勝利したが、サッスオーロが65分にメンバーリストに登録されていなかったアントニーノ・ラグーサを起用したことで、セリエAは公式サイトでペスカーラの3-0での不戦勝とすることを発表した。
サッスオーロは、ラグーサを今月の26日にセリエBのチェゼーナから獲得。しかしサッスオーロは、前日の25日にペスカーラ戦に挑む25名のメンバーリストをセリエAに提出していた。
そこでサッスオーロは、急遽ラグーサをメンバーリストに登録し直す手続きを実行。規定によると、この場合サッスオーロは、イタリアのプロサッカーリーグ運営団体であるレガ・カルチョにメンバー変更を告げる配達証明郵便を送らなければならない。
サッスオーロはその書類を送ったと主張したが、レガ・カルチョは一度も書類を受け取っていないと返答。このことに対してペスカーラは何も異議を唱えてはいないが、セリエAの規律委員会はペスカーラの3-0での不戦勝とする決断をしている。
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