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ユーベ、仏MFの獲得にデシャン監督の手を借りる? 「彼の現状は好ましくない」

text by 編集部 photo by Getty Images

ディディエ・デシャン
フランス代表のディディエ・デシャン監督【写真:Getty Images】

 かつてユベントスで活躍したフランス代表指揮官のディディエ・デシャン監督は、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表MFブレーズ・マテュイディの獲得を望む同クラブのために手を貸そうとしているようだ。29日にイタリアの『ユーベニュース.eu』が報じている。

 マテュイディの獲得まで後一歩のところまで迫っていたユベントス。しかし、PSGのオーナーであるナーセル・アル=ヘライフィー氏が同選手の残留を望む発言をしたことで、獲得の可能性がほぼ消滅した。

 一方で、今夏に就任したウナイ・エメリ監督に5番手のMFとして考慮されているマテュイディは、今季にまだ53分しか出番がもらえていない。その現状についてデシャン監督が苦言を呈した。

 同監督は、「私はPSGの会長ではないから興味はないけれど、彼がこの状況を好ましく過ごしていないのは確かだね」と発言。そして、「彼はこの5年間にPSGで重要な選手だったし、国際的に有名なフランス人選手だ。そんな彼にとって現状が好ましいものであるはずがない」と話を続けている。

「私はPSGの会長や監督が何を望んでいるのかは分からないけれど、この状況がブレーズにとってベストではないことは確かだよ。重い責任感を背負いレギュラーとして何シーズンもプレーして来た者にとって60%や80%しかチームに貢献できないことは受け入れ難いことだ」

 獲得できる可能性は絶望的だとは言え、ユベントスは代役を探しながらも未だにマテュイディの獲得を望んでいると報じられている。果たして残りの数日間に全ての者にとって幸せになれる方法を見つけることができるだろうか。

【了】

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