神経をすり減らすプレーオフの戦い。チョン・テセは「2位を目指す責任がある」
両チームの激突の前には2試合が残されているが、どのチームも勝ち点を落とさなかったと仮定し、清水が松本を下したとすれば2位と6位の差がわずか3ポイントに縮まることになる。自動昇格の1枠を巡る5チームのミニリーグが繰り広げられ、不運にも自動昇格を逃した4チームには神経をすり減らすプレーオフでの戦いが待っている。
「もちろん2位を目指してはいますが、実際には3位の方が手が届く可能性は高そうに思えます。自分たちだけではなく、上にいるチーム次第でもありますからね」とテセは続けた。
「上にいるどのチームも2位を目指していますが、僕らにも2位を目指す責任があります。でもまずは確実に3位へ上がれるようにして、2位を考えるのはそれからです」
ここ最近の清水は厳しい戦いを強いられながらも、直近5試合で勝ち点10を獲得。3勝1分を記録し、敗れたのは札幌戦の1試合のみだ。4位ファジアーノ岡山も5試合で勝ち点10を手に入れたが、京都は勝ち点9、松本とC大阪はそれぞれ勝ち点7を上積みするにとどまっている。
ここまで合計57得点の清水は、リーグ最多のゴール数を記録しているチームでもある。開幕からホームゲーム4試合連続無得点という低調な戦いでJ2をスタートさせたが、その後は順調にゴールを重ね、3試合を除く全ての試合でゴールネットを揺らしてきた。
「今のチームは、攻撃面ではすごく良い戦いができています」と、17ゴールでリーグの得点ランク首位に立つテセは横浜FC戦の勝利後に述べた。この試合では無得点に終わったものの、前節までの5試合で彼は計8ゴールを記録していた。
「今日決められなかったことを心配はしていません。苦しい場面でチームのためにゴールを決められるような選手になりたいですからね。0-0の時に決めたかったですが、チームは攻撃面で良い連携ができていると感じられます」