ADOデン・ハーグのハーフナー・マイク【写真:Getty Images】
オランダ・エールディビジのADOデン・ハーグに所属する日本代表FWハーフナー・マイクは、PK失敗によって指揮官の怒りを買ってしまったようだ。蘭メディア『omroepwest』が伝えている。
現地時間28日、デン・ハーグはホームでヘラクレス・アルメロと対戦。0-1のビハインドで迎えた前半28分、ハーフナーは同点ゴールを叩き込んで今季リーグ戦3得点目を挙げた。
試合終盤にデン・ハーグはPKを獲得。勝ち越しの絶好のチャンスでハーフナーがキッカーを務めるが、“パネンカ”で狙ったシュートは大きく枠の上を通り過ぎ、ゴールとはならなかった。
“パネンカ”とは、PKの際に相手GKの不意を突いて緩やかなループシュートをゴール正面に蹴る技術であり、フランチェスコ・トッティらが得意とする技である。
試合後、“パネンカ”失敗によって勝ち越しゴールを逃してしまったハーフナーは、「自分自身に失望している。角に蹴るべきだった。決められれば美しかった。しかし、失敗してしまえば愚かなことだ」と述べ、反省を口にした。
また、かつて浦和レッズでも指揮を執ったゼリコ・ペトロヴィッチ監督はハーフナーの“パネンカ”失敗について、怒りを露わにしている。
「私は人生で一度もパネンカを期待したことなんてない。マイクはPKを外してしまったが、恥ずべきことだ。誰にでも起きることだから問題はない。しかし、これはADOのスタイルではない。普通にシュートすべきだった。まったく酷いことだ」
昨季は16得点を挙げてチーム得点王に輝き、今季も好調を維持しているハーフナーだが、9月に行われるワールドカップアジア最終予選の日本代表メンバーからは外れている。
▼ハーフナーの“パネンカPK”
Het wil niet echt lukken met de penalty's in de Eredivisie vandaag. https://t.co/WDXIUa9rFm #adoher pic.twitter.com/4LPCK1zb0n
— FOX Sports (@FOXSportsnl) August 28, 2016
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