酒井宏樹【写真:Getty Images】
日本代表は28日、来月初旬のロシアW杯予選に向けて合宿を開始した。マルセイユでのリーグ戦を終えた酒井宏樹はフランスでの充実の日々を語った。
「町もいいし、チームメイトともうまく馴染めている。あとは結果」と語る通り、マルセイユは開幕から3試合で勝ち点4と苦しんでいる。昨季リーグ13位の名門は、大きくメンバーを入れ替えた新シーズンのスタートも困難続きだ。
酒井も「早い時間帯で点を取れれば試合は落ち着きますし、逆に点取れないとプレッシャーがくる」とビッグクラブ特有の重圧を感じている。「メンタル的にもハノーファーの時と違って、負けなければいいやというより、勝たないといけないクラブ。すごくやりがいがある」と、その違いも語った。
「まだまだ1対1で抜かれることも多いですし、(相手には)フランスの選手、アフリカの選手特有の速さがある。ああいうところにしっかりついていけるようになりたい」と明確に課題を意識している酒井は、日本代表で進化した姿を見せられるだろうか。
(取材:元川悦子)
【了】