ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEO【写真:Getty Images】
ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOが、今夏の補強を終えたことを宣言した。27日に伊メディア『プレミアム・スポルト』が報じている。
ミランは、チェルシーから今季5人目の加入者となるクロアチア代表MFマリオ・パシャリッチを期限付き移籍で獲得したことを発表。そしてガッリアーニCEOは、同選手の加入により今夏の補強を終えたことを告げた。
同CEOはまず、「我々の補強は終わったよ。誰かが移籍しない限りこれ以上の獲得はない」と返答。そして、「MFホセ・マウリに対して獲得オファーが届いているのは本当だけど、そのポジションは彼が移籍するとしても人数が足りている」と付け加えている。
先日ミランは、DFアレッシオ・ロマニョーリに対してチェルシーから届いた高額オファーを断った。それについて同CEOは、「彼は非売品だよ。GKジャンルイジ・ドンナルンマやDFマッティア・デ・シリオといった我々の若き至宝はここから動かない」とチームの至宝が非売品であることを強調している。
資金難に悩まされた今夏には、FWカルロス・バッカの売却が噂され続けて来た。しかしバッカは、セリエA第1節にハットトリックを決める活躍をしてミランの勝利に大きく貢献。同CEOは、そのことについて「彼もチームに残ってくれて助かったよ。移籍市場というのは時折このような結果を生む。我々は彼を残留させる決断をし、彼は我々と共にいることを喜んでいる」とエースの残留を喜んだ。
今夏は非常に控えめな補強で終えたミラン。果たしてヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、このメンバーで低迷するミランを飛躍させることができるだろうか。
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