ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランの本田圭佑がますます窮地に追い込まれている。
イタリア・セリエA第2節が現地時間の27日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはアウェイでナポリと対戦し2-4と敗北を喫した。
この試合でも出場なしに終わった本田は開幕2試合連続で出番なしとなった。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は4-3-3の右ウイングとしては本田に対して信頼を寄せておらず、一貫してスソとエムバイェ・ニアンをウイングに起用している。
さらにナポリ戦ではニアンは左サイドからドリブル突破し角度のないところから見事にGKの足元を撃ちぬくゴールを決めた。一方でスソもバイタルエリアからゴール左上隅に叩きこみチームを2-2の同点まで導いた。
結果的に2-4で敗れたミランだが、攻撃陣のプレーはポジティブな要素が多く見られていた。唯一ニアンが終盤に退場したことで、次節本田には左ウイングとして出番が回ってくる可能性が浮上している。
現在はスソ、ニアンに次ぐウイング3番手に甘んじている本田。新加入のホセ・ソサはセンターハーフもウイングもこなすことができる。また、モンテッラ監督はボナベントゥーラをウイングに上げてソサをセンターハーフに起用するプランも持っており、さらに序列が下がる可能性が予想されている。
次節ニアン不在のミランで確かな存在感を示すことができるのか。本田は正念場を迎えている。
(文:Keiske Horie)
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