移籍の噂がされるMFスティーブン・エンゾンジ【写真:Getty Images】
ユベントスは、獲得が絶望的となったパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表MFブレーズ・マテュイディの代役をすでに見つけたようだ。27日付の英紙『デイリー・メール』が報じている。
マテュイディの獲得がほぼ絶望的となったユベントスは、中盤の補強を目指すべく移籍市場終了日まで残り僅かとなったこの数日間に急遽新たな補強選手を見つけなくてはならなくなった。
そこでユベントスは、先日行われたチャンピオンズリーグ(CL)の組み合わせ抽選会で同組に入った、日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャのMFスティーブン・エンゾンジに狙いを付けたようだ。同選手には3000万ユーロ(約34億円)の違約金が設定されてあると報じられており、その金額を満額支払うことで獲得が可能となる。
中盤の底を主戦場とする27歳の長身エンゾンジは、2007年に当時フランス2部に所属していたアミアンでプロデビューした。その後にイングランドを新天地に選び、ブラックバーンとストーク・シティを経て昨年にセビージャへと移籍。同クラブでは昨季にヨーロッパリーグ制覇に貢献し、公式戦46試合に出場して4得点を決めている。
すでに今季もリーガ・エスパニョーラ第1節にフル出場を果たしたエンゾンジは、レスター・シティからもかなり気にいられている選手のようだ。それにより、これから両クラブ間で獲得を巡る争奪戦が行われることになると報じられている。
この数日間でラストピースの獲得を目指すユベントス。果たしてCLで対戦するセビージャの戦力を削ることに成功するだろうか。今後の展開に注目が集まる。
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