チェルシーのアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
今季からチェルシーの指揮官に就任したアントニオ・コンテ監督は、膠着状態の補強状況に苦言を呈した。26日にイタリアの『イル・ミラニスタ』が報じている。
チェルシーの重要な補強ポイントは守備の改善だ。今季のリーグ戦では開幕2連勝を成し遂げたものの、2試合とも失点を許している。
チェルシーは、今夏に様々なDFの獲得を試みて来た。最近に獲得に乗り出したのはミランに所属するDFアレッシオ・ロマニョーリだが、ミランが同選手の残留を表明。それにより、未だ誰も獲得できていない中で残りの数日間に新たなDFを探さなくてはならなくなっている。
そこで、コンテ監督が現在の補強状況について語った。同監督は、「今夏は難しい移籍市場だと思っている」と開口。そして、「私には獲得を希望する選手がいるけれど、獲得することが難しいことは理解しているよ。この移籍市場はかなり狂っているから、希望する選手を獲得することは難しいだろう」とサッカー界のインフレ状態に苦言を呈している。
「これから補強よりも最も重要なバーンリー戦がある。その後には移籍市場が閉まるまでに現在よりも多くの選手がいるよう願っているよ。仕事に取り組むことでさらに改善できることは分かっているけれど、相手と対戦するために相応しい人数も必要なんだ」
そして、「昨季のメンバーは5位や6位に値するメンバーではなく、10位に値するメンバーだということを覚えておいてくれ」と補強が急務であることを懇願している。
果たして残り数日間でコンテ監督が希望する選手を獲得することができるだろうか。
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