移籍が噂されるMFサミル・ナスリ【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティに所属するMFサミル・ナスリの新天地はトルコになるかもしれないようだ。25日付のフランス紙『レキップ』が報じている。
今季からチーム指揮官に就任したジョゼップ・グアルディオラ監督から「少し太りすぎている」と体型を指摘された29歳のナスリ。同選手はプレシーズンマッチでも一度もプレーする機会を与えてもらえず、同指揮官の構想外にされているとみられている。
そこで獲得に乗り出したのがトルコの強豪ベシクタシュだ。ミランへ移籍したMFホセ・ソサの代役としてナスリに白羽の矢を立てた同クラブは、同選手を期限付き移籍で獲得しようとシティと交渉中だと報じられている。
ベシクタシュはシティと合意に至れると確信しており、ナスリを獲得するためなら喜んでレンタル料を支払うつもりのようだ。しかし問題は、同選手が受け取っている高額な年俸だとみられている。
ナスリは週給18万ポンド(約2400万円)を受け取っており、その額はベシクタシュにとって高すぎる金額だ。そのために年俸の半分をシティに負担してもらおうと現在交渉中だと報じられている。
2011年にシティに加入したナスリは5シーズンで175試合に出場したが、この2年間にはレギュラーポジションの確保に苦労。昨季は怪我の影響もあって公式戦には13試合しか出場できなかった。
トップレベルの欧州の地から離れようとしているナスリ。とは言え、かつての輝きを取り戻すための再出発を図る場所としては最適な場所となるかもしれない。
【了】