元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏【写真:Getty Images】
かつてインテルやユベントスやレアル・マドリーで活躍し、現在天津権健で指揮官を務める元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏が、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を目指すユベントスの今季の補強に疑問を抱いているようだ。25日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
ユベントスは、悲願のCL制覇に向けて今夏に大型補強を行った。さらにローマがプレーオフでCL敗退したことで、ユベントスとナポリにはCLの分配金が増える。これらの資金を含めてユベントスは中盤を補強するための最後の駒を獲得しようとしているが、カンナバーロ氏はマンチェスター・ユナイテッドへMFポール・ポグバを売却したことで戦力が低下したと考慮しているようだ。
カンナバーロ氏は、「チームが強化されたのは間違いないね。さらに選択肢も広がり、よりチームが完成されたよ」と開口。「私からすれば、(FWゴンサロ・)イグアインは(FW)アルバロ・モラタ(現マドリー)よりも強力なFWだよ。だけどCL制覇はとても難しいことだ」と返答。
「ユベントスはイタリアでタイトルを獲ることに慣れているけれど、欧州でタイトルを獲ることはそれとは異なるんだ。得点力やテクニックの他に(MFミラレム・)ピアニッチにはないフィジカルの強さを保証するポグバの代役を見つけることは単純なことではない」
チームを完成させるためにポグバの代役となる最後の駒を探しているユベントス。果たしてカンナバーロ氏の考えを変えさせることができるような補強選手を連れて来ることができるだろうか。
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