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清武も1ゴール。開幕節で41点が生まれたリーガ。ネイマール不在も、バルサの圧倒的な破壊力

開幕節から数多くのゴールが生まれたリーガエスパニョーラ。昨シーズンの王者、バルセロナはリオ五輪に出場しているネイマールを欠きながらも、圧倒的な攻撃力を示し、6得点を奪い大勝した。日本代表の清武弘嗣も第1節からゴールを奪い勝利に貢献。今季もスペインではハイレベルな戦いが繰り広げられている。(文:山本美智子【バルセロナ】)

text by 山本美智子 photo by Rafa Huerta, Getty Images

開幕節のゴール数は昨シーズンの3倍以上

開幕戦からハットトリックを決めたバルセロナのルイス・スアレス
開幕戦からハットトリックを決めたバルセロナのルイス・スアレス【写真:Rafa Huerta】

 リオデジャネイロの五輪が閉幕し、並んでリーガエスパニョーラが開幕した。今年も金曜日から月曜日まで4日間かけて、毎週リーグ戦が行なわれることになる。

 まだリーグがスタートして90分間しか経過していないが、開幕節の4日間でネットが揺らされた数は41。昨季の第一節のゴール総数が12だったことを思えば、その数は3倍以上だ。

 第一節、最もゴール数が多かったのが、FCバルセロナ対レアル・ベティス戦(6-2)とセビージャFC対エスパニョール(6-4)の2試合だった。

 周知の通り、リオデジャネイロの五輪サッカーは、ブラジル代表が優勝、金メダルを獲得したわけだが、その代表キャプテン、ネイマールJrが抜けた穴を、FCバルセロナではアルダ・トゥランが埋めている。

 アルダは、アトレティコにいた時のような実力が出せず、バルサのシステム―――メッシを最大限に生かすことが攻撃の鍵となる―――に、適応できないのでは、との声があがっていた。その疑問が一掃されたわけではないにしろ、先週のスーパー杯、リーグ開幕戦での先制点を奪うなど、2試合で3得点を決める好調ぶりを発揮している。

 今年、自らの夏休みを切り上げて予定より早くプレシーズンに参加したレオ・メッシも、既に最高のコンディションを見せている。今年も開幕戦で2得点を決め、これで5シーズン連続でリーグ初節に2ゴールマークするという、メッシならではの記録を更新。

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