インテルの副会長ハビエル・サネッティ氏【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルの副会長であるハビエル・サネッティ氏は、今夏に主力を売却するつもりがないことを明かしている。21日に伊メディア『プレミアム・スポルト』が報じた。
前日の記者会見でインテル指揮官のフランク・デ・ブール監督が発言したように、インテルは中盤の補強に動いている。現在クラブは、スポルティングCPのポルトガル代表MFジョアン・マリオとニューカッスルに所属するMFムサ・シッソコの獲得を狙っていると報じられてるが、サネッティ氏は難しい取引になると考えているようだ。
サネッティ氏は、「移籍市場が閉まるまでまだ数日間残っているね」と口を開くと、「フィナンシャルフェアプレー(FFP)に注意する必要があるから取引は難しそうだよ。だけど、ここから最後までに何が起こるか様子をみることにしよう」と今後の補強について答えている。
インテルは、以前に違反したFFPに再び違反をしないよう欧州サッカー連盟(UEFA)から睨まれている。そのために、これ以上選手を獲得するためには選手の売却が必須だ。そこで白羽の矢が立っているのがクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチとみられている。
しかし、サネッティ氏は「監督の考えははっきりしているよ。我々はチームの大物選手を誰も売る気はない」とブロゾビッチの売却を否定した。
いよいよ大詰めとなった今夏の移籍市場。果たしてクラブは、FFPに抵触しないようにしながら主力を売ることなくチームを完成させることができるだろうか。
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